タロットカードの「死神」は恐くない!

タロットカードの悪いイメージを払拭するために、世間一般にあまり良いイメージを持たれていないであろうカードについて解説していこうと思います。

まずはタロットカードの大アルカナカード、13番目の「死神」のカード。

↑これですね。

絵柄だけを見ると、確かに怖いイメージはあります。
骸骨だし、全体的に暗いイメージです。
「死神」ですから、命を終わらせる、断ち切るといった「終わり」を表しています。

けれどよく見ると、右奥に太陽が顔を出しているのが見えますよね。
朝日は、一日のはじまりを表します。
つまりこの「死神」のカードは、「終わり」と「始まり」を表すカードなのです。

大アルカナカードの「死神」の主な意味は、

【正位置】
強制終了、終わり、縁が切れる
【逆位置】
終わった後のはじまり、ゼロからの出発、スタート、新たな関係、再出発

などです。

正位置では「終わり」を表し、逆位置では「終わり」からの「新しい始まり」を表します。

確かに強制終了とか縁が切れるというのは、あまり良い意味ではありません。
たとえば恋愛に関する質問で死神のカードが出たら、「別れ」や「気持ちが途切れる」といった意味になります。
けれど一方で、「悪縁が切れる」「嫌な事がもうすぐ終わる」「今のステージが終わりを迎える」という意味としても捉えることが出来ます。
そして逆位置ならば、「彼と別れることで、新しい出会いが待っている」「今までの腐れ縁が断ち切れることで、新しい世界が広がる」といった、とても良い意味になります。

確かに絵柄は恐いかもしれませんが、「終わりとはじまり」という意味を「死神」というシンボルで意味を表現しているだけで、全く怖いカードではないことがお分かりいただけると思います。

死神のカードが出てもガッカリしたりせず、そのカードが本当は何を伝えたいのかをじっくりと感じ取ってみて下さい。